マイナーポケモンで勝てる構築は作れるのか?【マイナーポケモン4匹構築で最終順位93位が解説】

 ポケモン対戦で勝つためには使用率の高いポケモンを使わなければいけないと思っている方が多いのではないだろうか。しかし一概にそうはいえない。

 自分は剣盾のシーズン1で100位以内に入ったプレイヤーが他に誰も使っていないポケモンを4体入れて最終順位93位に入ることができた。(構築記事→【剣盾 S1 最終93位】 フライゴン入りナットゲル構築 - おしんのポケモンメモ置き場)

 ではなぜ使用率の高いポケモンを使わずに上位に入ることができたのか?この記事ではそれを書いていきたい。

 

1.ポケモン対戦の三要素について

 ポケモン対戦というのは主に次の三つの要素からできている。

 まずパーティで使用する6匹の組み合わせ、型、努力値調整、持ち物等を考える段階(構築)。次に実際に対戦が始まり6匹の中から先発や控えの3匹を選ぶ段階(選出)。最後に対戦で技選択、交代等を決め勝てるように立ち回る段階(プレイング)

 皆さんはこの構築、選出、プレイングの三要素の中で勝つために何が一番重要だと思うだろうか?

まずプレイングに関して、プレイングの良し悪しというのは確かに存在する。相手はロボットではなく人間なので選びやすい行動を経験等で予測して勝ちやすい選択肢を選ぶ。あるいは安定行動で勝てる場面ではしっかり安定行動を選び、安定行動で勝てない場面では勝負する選択肢を選ぶ。こういうことで人よりプレイングで差をつけることはできるだろう。しかし基本的には突き詰めていけばこの要素はじゃんけんでしかない。

 選出も同じことである。仮に相手の5匹に対して有利なポケモンを先発にしても5/6の確率で勝てるポケモンが出てくるわけではない。相手も人間なのでそれは理解して選出してくるからである。

 一番大きな差がつくのはパーティ構築の段階である。パーティ構築で試合の勝敗というのは7,8割方決まる。それくらい重要な要素である。

 

2.マイナーポケモンだと勝てる構築は作れないのだろうか?

 ではどういう構築が勝てる構築なのだろうか?これについては色々意見があるだろうが一番重要なことは選出、プレイング段階での読み合い要素をなるべく無くすことができる構築を作ることだと考えている。

 読み合い要素がポケモン対戦の醍醐味だと考えている方も多いだろう。しかしこれは基本的に不確定なじゃんけん要素なので勝率を上げる上ではなるべく排除したい。そのために重要になってくるのが相手の意表を付くということである。相手の意表を付くことで選出やプレイングを全て崩すことができる。

 先述したシーズン1の93位の構築から具体例を話していきたいと思う。まずブルンゲルというポケモンをスカーフで使用している。ブルンゲルは一般的には耐久型で使われるポケモンであるので相手からしたらまさか高火力で殴ってくるとは思わないだろう。普通であれば有利対面と思われるサザンドラを初手から一撃で倒すことでかなりのイージーウィンを手にすることができた。相手からしてみれば選出段階でブルンゲルサザンドラで見れると考えていただろうし、プレイング段階でも基本的にタイマンで勝てる有利対面と思っていただろう。しかし実際はそれが間違いで構築段階から選出とプレイングが崩されていたのである。ちなみにこの構築には他にもこういう意表を付く要素を入れている(不利対面に見えるウォーグルロトムの対面でダイアタックで一発で落とす、コオリッポのはらだいこ読みで出てきたヌオーをフリーズドライで落とす等)。この具体例の中にマイナーポケモンならではの利点が隠されている。

 使用率の高いポケモンというのは基本的に何をしてくるか把握されている。また構築段階でも仮想敵として想定されやすいので対策もしっかりされているのである。

 一方マイナーポケモンはどうだろうか。まず構築段階で想定されることもあまりないだろう。また何をしてくるのかもあまり知られていないので先の例のように選出やプレイングを大きくゆがませることができる。この点でマイナーポケモンがガチ対戦で生きていく道があるのである。

 

3.具体的に勝てる構築を考えるにはどうすればよいか?

 とは言っても初心者の段階あるいはポケモン対戦の経験が浅いうちからこういう意表を付く要素を考えるのは難しいだろう。筆者はポケモンのガチ対戦歴が10年程あるので経験も知識もかなりある方である。

 ただ今の環境は上位に追い付くためにかなり恵まれた環境である。10年の経験値の差もやる気と少しの時間があればすぐに追いつくことができるだろう。具体的にどうするかというと他のプレイヤーの知識経験をそのまま吸収することである。

 今は皆が当たり前のように使っているスマホもいきなりポンと生み出されたわけではない。数々の科学知識等の積み上げがあって生まれたものである。ポケモンの構築も同じで自分も数々の他のプレイヤーの知識や経験等を吸収していったからこそ自分で構築を考えられるようになったのである。

 今は数々のサイトや動画などで簡単に他のプレイヤーの知識経験を吸収することができる。ただ逆に情報が溢れすぎて取捨選択が難しいという部分もある。そこで筆者おすすめのサイトを紹介したいと思う。ぽけっとふぁんくしょんというサイトだ。(ぽけっとふぁんくしょん!)

 このサイトは実際にランクバトルで上位を獲得したプレイヤー等の構築記事がまとめられているサイトである。検索機能も充実しており調べたいポケモンで検索することも簡単に出来る。このサイトを使って数々のプレイヤーの知識や考え方を吸収することが上達へのかなりの近道となることであろう。

 

4.まとめ

 ポケモン対戦についてよくどうせ上位で使われるポケモンはほんの一部だけじゃないかと言っている人を良く見かける。しかし実際は使用率の高いポケモンを使うことが必ずしも正解ではない。どんなポケモンでも活かせる道はあると筆者は考えている。

 また強くなるための正解も一つではない。使用率の高い汎用性の高いポケモンで固めてプレイングの差で勝つのを目指す人もいれば自分のようになるべくなるべく意表をつくことで構築で差をつけようとするプレイヤーもいる。ぜひ自分だけの理想のプレイヤー像い求めてほしいと思う。

 

おしん - YouTube
youtubeでマイナーポケモン中心に対戦動画等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。

【ポケモン剣盾】努力値調整を考える際に必要な知識や考え方について徹底解説

 努力値振りを自分で考える際にどういうことを意識すればよいのか分からないという方が多いと思う。

 この記事では努力値調整を考える際に必要な知識や考え方についてまとめる。

 

1.HP調整の際に覚えておくべき必須の知識

 努力値調整をする際は定数ダメージや木の実、残飯の回復量を意識してHPの実数値を調整するとより効率のいい配分が出来る。

 以下特に覚えておくべきHP調整をまとめる。(n=整数)

2n調整・・・HPを偶数になるように調整する。こうすることではらだいこ後に木の実を確実に発動できる。

4n調整・・・HPを4の倍数になるように調整する。みがわりを三回打ってヤタピの実等を発動させるための調整。

4n+1調整・・・みがわりを4回貼れるようにするためまたはのろいのダメージを4回耐えるための調整。4n+2、4n+3でもよい。

8n-1調整・・・定数ダメージ(やどりぎ、ステルスロック、毒等)を減らすための調整。

8n+1調整・・・ポイズンヒール二回の回復量とみがわりで使う分のHPを同じにするための調整。8n+2、8n+3でもよい。

10n-1調整・・・命の珠のダメージを減らすための調整。

16n-1調整・・・定数ダメージ(天候ダメージ、やけど、どくどく等)を減らすための調整。

16n+1調整・・・残飯四回の回復量とみがわりで使う分のHPを同じにするための調整。16n+2、16n+3でもよい。

205調整・・・みがわりが地球投げやナイトヘッドのダメージを耐えるようにする調整。

 またHP調整ではないが以下の調整も覚えておくと役立つ。

B<D調整・・・特性ダウンロードのポケモン(主にポリゴン)の特攻を上げさせないために特防を防御より高くする調整。

 

2.覚えておくとお得な努力値振りの知識について

 以下の知識を知っておくとより効率のいい配分を考えることができる。

・性格の上昇補正部分は11nを意識して調整するとお得

 上昇補正部分を11n+10になるように振ると実数値は11n+11になる(例:性格いじっぱりのポケモンのA実数値108だった場合、ここから109になるように8振ると実数値は110になる)。これを意識しておくと途中で努力値を止めるよりは少ない努力値で実数値を1多く出来るので意識しておくとよい。

・総合耐久値はHP=B+Dとなるときが一番高くなる。

 物理耐久はHP×防御、特殊耐久はHP×特防で決まる。この物理耐久と特殊耐久の合計値をより高くなるようにしたい場合HP=防御+特防と実数値を調整すると総合耐久が一番高くなる(例HP200のポケモンを防御95特防105になるように振る)。また物理耐久のみをより高くしたい場合はHPと防御の数値を近づけるように振るとよい。特殊耐久も同じる。大体のポケモンはHPに振ると総合耐久、防御や特防に振ると物理耐久、特殊耐久がより高くなる。

・Hに努力値252振るよりもH244 B4 D4と振る方が硬くなる

 努力値を振る際最初の実数値1をあげるために振る努力値は4で済む。このためHに努力値252振るより、H244 B4 D4と振った方が合計実数値が高くなり基本的には総合耐久値が硬くなる。

・実数値が一番高くなる箇所に上昇補正をかけたほうが合計値は高くなる。

 例えばカビゴンを防御実数値110特防実数値150になるように調整したいとする。防御と特防両方補正をかけない場合、無振りの数値が防御85特防130なので防御実数値の差は25、特防実数値の差は20となり防御の方が振るべき努力値が多い。しかしここで防御に補正をかけるのは間違いである。防御に上昇補正をかけた場合必要な努力値はB116D156となり合わせて272。一方特防に上昇補正をかけた場合必要な努力値はB196D52となり合わせて248。必要な努力値が多い方ではなく実数値が高い方に上昇補正をかけるのが正解である。

 

3.耐久調整の考え方について

 上級者が単純に252振りせずに努力値を途中で止めて調整振りをしている場合がある。これはなんのために行っているかというとそのポケモンで相手をすることがおおいポケモン(いわゆる仮想敵)にタイマンで確実に勝つため、あるいは後出しから確実に狩れるようにするためである。

・例:H252オボンバンギをようきA252ドラパルトに後出ししたい場合

 普通のドラパルトであればドラゴンアローを二回打たれてもオボンを持たせることで二回攻撃を耐えることができるので返しのかみ砕くでドラパルトを落とすことができる。しかしドラパルトが鉢巻を持っていた場合、鉢巻ドラゴンアローの最大乱数134×2=268>バンギラスのオボン回復量込みのHP207+51=258となり受けることができない。そこで鉢巻ドラゴンアローを受けきるためにバンギラスにH252 B44と振る。こうすると鉢巻ドラゴンアローの最大乱数128×2=256<バンギラスのオボン回復量込みのHP207+51=258となりあとだしからドラパルトを確実に狩れる。

 このようにそのポケモンで相手をしたい仮想敵に確実に勝てるようにするために行うのが耐久調整である。

 

4.素早さ調整のやり方について

 素早さ調整は基本的には不毛である。今作では素早さラインの中心はミミッキュのラインになるかと思うがミミッキュを抜けないポケモンは素早さを削っている場合も多い。ただ全く振っていないと無振りのポケモンを意識して少し振ったポケモンに抜かれてしまうということになってしまう。そこで素早さ調整のやり方の例をいくつか示す。

①仮想敵の相手をするための最低限の火力耐久を確保して余りを素早さにまわす。

 先ほどバンギラスの耐久調整の話をしたが残りの数値をなるべくSに振りたい場合を考える。ただあまりを全てSに振ってしまうとH4振りドラパルトを確定で落とすことができないので確実に後出しからドラパルトが落とせない。バンギラスがいじっぱりの場合Aを12振ることでH4振りドラパルトを確定で落とせる。なのでこの方針で調整をするとH252 A12 B44 D4 S196となる。

②なるべく多くのポケモンを抜けるよう最速にする。

 ミミッキュのようなミラーが頻繁に発生するポケモンは基本的に最速がおすすめである。最速にすることでそれ以下のポケモンを確実に抜けることも大きい。また最速にすることで相手のポケモンのスカーフなどの判別もしやすくなる。

③テンプレをメタる調整をする。

 よく出回っているテンプレ調整はそのままコピーしている人が多いのでそれをメタって1だけ素早さを高くする調整なども有効である。例えば弱点保険ドラパルトのSは100族抜きの44振りがテンプレとして出回っている。これを意識して抜けるようにしておくと役立つ場面も多いだろう。

 耐久火力と兼ね合いで素早さは決めないといけない。筆者は耐久型のポケモン以外はなるべくSを多く振るという方針で調整をしているが環境やパーティ構築、個々人の好みでも変わってくるので素早さ調整には正解といえるものはあまりない。

 

以上努力値配分を考える際に必要な知識や考え方についてまとめた。

おしん - YouTube
普段はyoutubeで育成論や構築解説等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。

【初心者講座】パーティ構築の際に押さえるべき4つのポイントを解説【ポケモン剣盾】

 この記事ではポケモンのパーティの構築を考える際に押さえておくべき4つのポイントを解説していく。この4つのポイントを守って構築を作ればある程度の勝率は保障されると思うのでぜひ頭に入れて組み方を考えてほしい。

 

押さえるべきポイントその1.技の一貫性を切る

 まずポケモン用語の技の一貫性について解説する。簡単にいうとその技がパーティ全員に等倍以上で入る状態、これを技の一貫性があるという。

 例えば地面タイプの技の場合半減無効化出来るタイプが飛行、草、虫の3タイプである。仮にパーティにこの3タイプが一体も入ってない場合、これは地面タイプの技が一貫しているという状態になっている。

 このような状態を作ってしまうと非常にまずい。相手からするとその技を交換読みを考えずに打っているだけでいいという状況を作ってしまうことになるからだ。

 そこで半減無効化できるタイプのポケモンを入れないといけないのだが必ずしもすべてのタイプの一貫性を切らないといけないわけではない。必ず一貫性を切らないといけないタイプとそのために入れるべきタイプを3つずつ上げるので押さえてほしい。

・一貫性を切るべきタイプその1.ドラゴンタイプ

 ドラゴンタイプは非常に半減無効化出来るタイプが少なく一貫性がある状態を作りやすい。

 またドラゴンタイプ自体に600族をはじめとした強力なポケモンが多く、技のげきりんが非常に凶悪である。

 げきりんは威力120命中100の非常に強力な物理技である。げきりん状態の間は他の技を選ぶことができず、解除された際は混乱するというデメリットは存在するものの技の一貫性を作られているとほぼノーリスクでこの技を打たれるという状態を作られてしまう。

 なので必ず一貫性を切れるように鋼タイプもしくはフェアリータイプのポケモンを入れること。特に鋼タイプはドラゴンタイプだけでなく多くのタイプの一貫性を切ることができるのでパーティを組む際はは必ず入れるようにするとよい。

・一貫性を切るべきタイプその2.電気タイプ

 電気タイプも無効化半減できるタイプが地面、電気、草、ドラゴンの4タイプと非常に少ない。加えて電気タイプを切りたい一番の理由としてボルトチェンジという技の存在がある。

 ボルトチェンジという技はダメージを与えつつ交換をすることができるので仮に電気タイプに勝てるポケモンを後出ししてもボルトチェンジでダメージを与えつつ引っ込まれて有利なポケモンを再び出されるという非常にまずい状態を作ってしまうことになる。

 なので電気タイプに関しては半減ではなくボルトチェンジを無効化出来るポケモンを必ず入れたい。地面タイプのポケモンもしくは蓄電避雷針の特性持ちのポケモンである。

・一貫性を切るべきタイプその3.地面タイプ

 地面タイプも半減無効化出来るタイプが少なく飛行、草、虫の3タイプのみである。加えて物理技の地震が非常に強力である。

 地震は命中100、威力100の技でありながら何のデメリットも存在しない技である。デメリットなしでこんなハイスペック技を打てるのは地面タイプ以外に存在しない。また地面タイプのポケモンガブリアスドリュウズといった高速高火力のポケモンが多いので何も考えずに地震を打っているだけで負けてしまうという状況を作るのは非常にまずい。

 半減無効化出来るタイプを必ず入れたいところだが草タイプと虫タイプは弱点が多い上に扱いづらいポケモンが多い。なので必ず飛行タイプのポケモンを一体は入れておくことをおすすめする。浮遊でもよいがかたやぶりドリュウズまで考えると飛行タイプのポケモンを一体は入れておきたい。

 

まとめ:鋼、地面、飛行タイプのポケモンを必ず入れる。

 

押さえるべきポイントその2.物理:特殊の割合

 パーティに入れるポケモンを物理や特殊に偏りすぎないようにするのも大事である。もし物理のみ特殊のみで固めてしまった場合、アーマーガア等の物理攻撃に強いポケモンに一方的にやられるあるいはハピナス等の特殊攻撃に強いポケモンに一方的にやられるといったことが起きてしまう。なので物理:特殊の割合は3:3偏っても4:2になるようにしたい。両刀で攻撃特攻両方の種族値が高いポケモンの場合はそれぞれに一体とカウントしてもらって構わない。

まとめ:物理:特殊の割合は3:3もしくは4:2になるようにする。

 

押さえるべきポイントその3.パーティに入れると安定するポケモンを入れる

 パーティ全体を安定させるために入れるべきポケモンというのがいくつか存在する。

 まず高耐久で弱点の少ないポケモンを一体は入れたい。おすすめはカビゴンカバルドンあたりのポケモンである。全世代で安定して使われているポケモンであるがこういうポケモンは一撃でやられるということが非常に少ないので一体に全抜きされるということが少なくなるため非常にパーティが安定する。また不一致技くらいなら平気で受けに行ける耐久があるので非常に使いやすい。

 次にこだわりスカーフ持ちのポケモンを入れることをおすすめする。スカーフポケモンも素早さで上を取られない限りは一回は行動が保障されている。このゲームにおいてこの行動保障が非常に強い。気合いのタスキというアイテムも同様の効果が期待できるのではないかと思う方がいると思うが、タスキはステルスロックや砂、霰ダメージ等でつぶされることも多い。なので行動保障という点においてはスカーフの方が優秀である。

 最後に先制技持ちのポケモンこれを入れるとよい。タスキや特性の頑丈を利用して積んで全抜きを狙ってくるポケモンがかなり存在する。代表例としてパルシェンがいる。初手で襷を利用して殻を破るを積みスキルリンクで襷を貫通しながら全抜きを狙ってくるという非常に厄介なポケモンなので対策必須である。こういうポケモンの手っ取り早い対策が先制技持ちのポケモンである。その他に高速高火力のスカーフポケモンなども先制技持ちが居たほうが対処しやすいので先制技持ちのポケモンを入れておくことをお勧めする。

 

まとめ:高耐久弱点少、こだわりスカーフ持ち、先制技持ち、これらのポケモンを入れる。

 

押さえるべきポイントその4.メジャーポケモンの対策について

 使用率の高いメジャーポケモンは対戦で当たる機会が多い。そのようなポケモンの対策に関して一体に丸投げしているとそのポケモンの選出が強制されてしまい対戦での選出や立ち回りが窮屈になることが多い。

 例えば構築でミミッキュが重いのでかたやぶりドリュウズ一体入れて対策すればいい、このような考えは危険である。なぜかというと相手視点からするとドリュウズの選出がほぼ見えてしまうからである。ドリュウズを選出したがミミッキュが出てこずに3体ともドリュウズが不利なポケモンで固められてしまった、こういう事態が起こると実質3対2で戦わされているようなものでほぼその試合は負けとなってしまうだろう。

 なのでメジャーポケモンに関してはパーティ全体で対抗策を持っておくようにする。先述のミミッキュであればタイマンで勝てるポケモンを複数用意することとタイマンで勝てないポケモンでも鬼火等の状態異常技で後続につなげれるような構成にしておく等パーティ全体で対策するような考えが必要である。メジャーポケモンをしっかり対策しておくことで高い勝率が期待できるのでこの考えは非常に重要である。

 

まとめ:メジャーポケモンは一体に任せずパーティ全体で対策

 

 以上4つの初心者が押さえるべきポイントをまとめた。パーティ構築においてはまだまだ考えることが多いがこれくらい押さえておけば大負けするような構築は出来ないと思う。

 上位プレイヤーの構築記事等を読むと更にレベルの高い構築の考えが身につくかと思うので上を目指したい方は上位プレイヤーの構築記事を読み漁ることをおすすめする。ポケモンの型の流行りなどもわかってくるので対策も立てやすくなると思う。

上位構築記事のまとめサイトぽけっとふぁんくしょん!

 

おしん - YouTube
普段はyoutubeで育成論や構築解説等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。

【ポケモン剣盾】ユキノオーのおすすめの型、調整を紹介 ―育成論―

 

ユキノオーの強み

①希少な天候変化特性持ち

 特性ゆきふらしのおかげでダイマックスを切らずに天候を変化させることができる。霰状態で襷を潰す、ふぶきが必中になる、天候エースを止める等の働きが期待できる非常に強力な特性である。

②氷技が等倍な草タイプ

 水タイプに本来草タイプのポケモンが強いはずだが水タイプのポケモンはほとんど氷技を覚えるため弱点を突かれてしまう。しかしユキノオーは氷技が等倍なため水タイプへの後投げが安定する。

③優秀な技を多く覚える

 一致技はふぶきやリーフストーム等高威力な技をバンバン打っていけるので種族値の割には火力不足を感じにくい。また補助技ではオーロラベールややどりぎのたね等非常に優秀な技や一撃技の絶対零度まで覚えることができるなど技のバリエーションが非常に広い。

 

以下おすすめの型を紹介していく。

 

 

1.やどみが型

・基本技構成

ふぶき、エナジーボールorリーフストームor草結びorギガドレイン、やどりぎのたね、みがわり

・選択技

まもる(定数ダメ稼ぎ、ハメ性能上げ、ダイマックスターン稼ぎ)

ぜったいれいど(突破性能アップ)

オーロラベール(耐久性能アップ、後続の負担軽減)

・持ち物

ラム、たべのこし、オボン等

・特性

ゆきふらし

・性格

ひかえめ

努力値

H92 B4 C252 D4 S156

 

 主にドヒドイデトリトドン中心の受け中心のパーティの対策に採用する型。やどみが型のポケモンは受け中心のパーティに強いが草タイプのポケモンは今作の強力な飛行タイプやドラゴンタイプのポケモンに打点が持ちにくいのがネックであった。しかしユキノオーならそれらのポケモンに一致ふぶきで打点が持てるので後出しをされにくいのが大きな利点である。

 草技はエナジーボールがPPや追加効果の面で受けパに強くなれるので一番おすすめ。リーフストームはやどみがでの居座りに向かないのとPP面に不安がある点、草結びはダイマックスポケモンに攻撃が入らない点、ギガドレインはPP面で若干不安が残る。

 努力値は主にアーマーガアを意識して調整している。Cぶっぱすることであられダメージ込みでアーマーガアを確2で落とせる。Sはなるべくアーマーガアを抜きやすいように多めに振った。耐久面はトリトドンれいとうビームを身代わりが耐えるように調整している。Hはたべのこし意識で16n+1調整。

 持ち物はラム推奨。ドヒドイデのどくどくやトリトドンのあくびを心配せずに後出しができる。

 

 

2.壁貼り型

・基本技構成

オーロラベールこおりのつぶてウッドハンマーぜったいれいど

・持ち物

きあいのたすき

・特性

ゆきふらし

・性格

いじっぱり

努力値

H4 A252 S252

 

 オーロラベールで特性ゆきふらしと合わせて一ターンで両壁が貼る型。タスキを持たせることで確実に壁を貼ることができる。

 ウッドハンマーを持たせることで壁を貼った後自主退場ができ、またバンギラスの後出しにも対応できる。ウッドハンマーは命の珠を持たせるとH振りバンギラスを確定一発で落とせる。知識として知っておくとよい。

 絶対零度は壁貼りと合わせて試行回数を稼げるのでこの型では特に強い。

 

おしん - YouTube

普段はyoutubeで育成論や構築解説等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。

【ポケモン剣盾】リーフィアのおすすめの型、調整を紹介 ―育成論―

 

リーフィアの強み

①草タイプで物理耐久が高い

 草タイプはほとんどのポケモンが特防よりの種族値で防御が高いポケモンがほとんどいない。しかしリーフィアは防御種族値130と破格の数値を持っており対物理で非常に強い。特に今作はドリュウズ地震の通りが非常によく飛行タイプが居ないと地震を打たれるだけで壊滅する状況が多々発生する。そんな中でドリュウズ地震を半減でき種族値的にも対物理性能の高いという点で非常に希少価値が高い。

②優秀な補助技を数多く覚える

 草タイプはやどりぎのたねやこうごうせいなどの回復技やねむりごな等の状態異常技等優秀な補助技を数多く覚える。しかしリーフィアはそれだけでなく更にあくびなどのブイズが覚える優秀な補助技も覚えるのでそれらを組み合わせて多彩な型が作れる。草タイプは弱点が多く過小評価されがちだが、水電気地面辺りの非常に通りのいいタイプに耐性を多く持つため技さえそろっていれば非常に活躍が見込める。リーフィアは優秀な補助技に加えて高い種族値を持っているので十分一線級の力はある。

③使用率が低いので型が読まれにくい

 リーフィア自体の使用率が低いので初見殺しがしやすい。特性くらいしか知らない人も多いので相手のプレミを誘発させやすい。

 

以下おすすめの型を紹介していく。

 

 

1.剣舞バトン型

・基本技構成

リーフブレード、剣の舞、あくび、バトンタッチ

・持ち物

オボン、たべのこし等

・特性

リーフガード

・性格

ようき

努力値

H220 D252 S36

 

 ドリュウズや水ポケモン等の有利対面を作ってから引っ込んだところをあくびで流していき再び有利対面を作ったところで剣の舞を積んでいく。カバルドンステルスロックが剣の舞になったと理解していただければ使いやすいかと思う。

 普通にバトンをした場合後続にダメージが入るが、あくびで流しながら交代際にバトンをつなぐことで後続にダメージを入れずにバトンをつなぐことができる。このあくび剣の舞バトンのコンボをできるのはリーフィアだけである。あくび状態はバトンで引き継がれないので仮に相手があくびで流そうとしてきた場合もバトンで対処可能である。

 調整は最速アーマーガア抜きまでSに振って残りを特殊耐久に振っている。無補正ドラパルトのダイバーンくらいは耐えることができるのであくびでながす立ち回りも考慮に入れることができる。

 特性はコータスのあくびループ対策になるのでリーフガード推奨。

 

 

2.やどみが型

・基本技構成

リーフブレード、やどりぎのたね、みがわり、バトンタッチ

・選択技

まもる(定数ダメ稼ぎ、残飯やどりぎの回復ターン稼ぎ、ダイマックスターン稼ぎ等)

・特性

リーフガード

・持ち物

たべのこし、ラム等

・性格

ようき

努力値

H180 D252 S76

 

 やどみがのコンボがドヒドイデやヌオーを中心とした受けループに強いのでその対策を意識した型。バトンタッチを持たせることでみがわりを引き継ぐことができるのでやどりぎの回復量と合わせてかなり後続の負担を軽減することができる。

 調整方針はみがわり用の16n+1~3調整を意識しつつ特殊耐久をなるべく高くできるように調整した。

 

*ようりょくそアタッカー型は対策されやすい上に相手も想定してきやすいので非推奨

 

おしん - YouTube

普段はyoutubeで育成論や構築解説等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。

【ポケモン剣盾】コータスのおすすめの型、調整を紹介 ―育成論―

 

コータスの強み

①特性ひでりが希少かつ優秀

 特性のおかげでダイマックスを使わずに天候変化を行うことができる。炎タイプなので晴れ下でメインウエポンの火力増強を行うことができ、また弱点の水タイプを半減することができるので実質弱点は岩地面のみである。

②耐久値が高く一発は攻撃を耐えることができる

 防御種族値140と非常に高く物理技なら弱点攻撃でも一発は耐えてくれる。特殊耐久も特化に近く振ればサザンドラの眼鏡りゅうせいぐんくらいは耐えてくれるので一回は行動保障ができる。

③攻撃技補助技共に優秀な技を多く覚える

 コータスといえばステルスロックあくびのコンボを思い浮かべる方が多いと思うが、てっぺきボディプレスや一撃技の地割れまで覚えたりと実は非常に器用である。物理技も含めれば攻撃範囲も広いので多彩な技構成が考えられる。

 

以下コータスのおすすめの型を紹介していく。

 

1.起点作成型

・基本技構成

かえんほうしゃorふんえんorオーバーヒート、クリアスモッグ、あくび、ステルスロック

・選択技

ボディプレス(サザン、バンギ意識)

ジャイロボール(ミミッキュ意識)

がんせきふうじ(S下げによる起点作成および起点回避)

ソーラービーム(水地面、ドサイ意識)

・持ち物

オボン、メンタルハーブ、脱出パック等

・性格

おだやかorなまいき

努力値

H252 B20 D236

 

 ひでりによる天候変化やステルスロックあくびで後続のサポートをしていく型。カバルドンと同じく起点作成ポケモンでありながらアーマーガアにタイプ相性で有利な点や晴れの天候変化により火力も出せる点が非常に強い。

 努力値サザンドラの眼鏡りゅうせいぐん耐え。ここまで振ると大体の特殊攻撃は一発は耐える。ミミッキュ意識でジャイロボールを採用する場合は性格のんきのB52振りで剣舞珠ダイホロウを耐える調整をするのがおすすめである。

 持ち物は確実にステルスロックが撒くためにオボンがおすすめ。脱出パックは晴れエースを採用する場合はオーバーヒートと合わせて採用するとよい。

 攻撃技に関して炎技は確定として残り一つはパーティの対処しづらい部分を補える技を採用するとよい。とりあえずは積み技対策のクリアスモッグかみがわりサザン対策のボディプレスかのどちらかが使いやすいだろう。

 

 

2.アタッカー型

・基本技構成

ふんか、オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃソーラービーム、だいちのちから

・選択技

げんしのちから(リザードン意識)

ヘドロ爆弾(ダイアシッドでC上昇)

・特性

ひでり

・持ち物

こだわり眼鏡、命の珠、木炭等

・性格

ひかえめorれいせい

努力値

H252 C252 D4

 

 基本トリル運用想定だが初手から投げて起点作成型の偽装をしてもよい。相手が挑発や積み技等を打っていれば痛い目を見させることができる。

 眼鏡にした場合ダイマックスミミッキュを皮ダメ込みで最低乱数以外一発(93.7%)、H無振りトゲキッスを確定一発で持っていくほどの火力が出る。起点作り性能ばかりに目が行きがちだがアタッカーで使ってもかなり強い。

 

 

3.両刀型

・基本技構成

大文字、ソーラービーム、ジャイロボール、ストーンエッジ

・特性

ひでり

・持ち物

命の珠、達人の帯、もくたん等

・性格

れいせい

努力値

H4 A252 C252

 

 基本アタッカー型と同じ運用だが物理技を持たせることでラム持ちでコータスに出てきやすいトゲキッスギャラドスに打点を持ちやすくなる。具体的には珠ジャイロボールで無振りトゲキッス確定一発、珠ダイロックで無振りギャラドス確定一発となるので積む隙を与えずに倒すことができる。

 

おしん - YouTube

普段はyoutubeで育成論や構築解説等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。

【ポケモン剣盾】ガマゲロゲのおすすめの型、調整を紹介 ―育成論―

 

ガマゲロゲの強み

①水地面という複合タイプが優秀

 弱点は草タイプのみなのに対し半減無効は電気、毒、岩、鋼、炎の5タイプ(貯水も考慮すれば6タイプ)と非常に優秀なタイプを持つ。

②すいすいを利用した物理アタッカー特殊アタッカーの両方が可能

 今作のダイマックスの仕様のおかげでアタッカーとしての性能が非常に強化された。加えて攻撃、特攻両方の種族値がそこそこあるので物理特殊両方の運用が可能である。物理か特殊か絞れないので種族値は高くはないが数値以上に受けづらい。

③耐久型の運用も可能

 物理耐久はヌオーとトリトドンの中間、特殊耐久はトリトドンとヌオーの中間という性能を持つので耐久型としての運用も十分可能である。

 

以下おすすめの型を紹介していく。

 

1.物理アタッカー型

・基本技構成

アクアブレイク地震パワーウィップかわらわりorドレインパンチ

・選択技

れいとうパンチ(草、ドラゴン意識)

とびはねる(ダイジェットS上昇、草意識)

あまごい(ダイウォール用、非ダイマックス時意識)

・持ち物

命の珠、しんぴのしずく、ラム等

・特性

すいすい

・性格

いじっぱりorようき

努力値

H4 A252 S252

 

 ダイマックスを切ってダイストリームですいすいを発動させてから全抜きを狙っていく。物理型で運用する利点はミミッキュにタイマンで勝ちやすい点、攻撃種族値の方が特攻種族値より高い点、格闘技を採用しやすいのでバンギラスサザンドラなどに打点を持ちやすい点、特殊型の採用率のほうが高いので意表を付ける点などである。

 いじっぱりSぶっぱでスカーフサザンドラを抜ける程度の素早さを確保できるので火力補強を考えていじっぱりが無難化と思われる。ようきにする利点は準速のトゲキッスギャラドスがダイジェット二積みしていてもすいすい発動で抜ける点、最速ルンパッパや同族勝負に有利な点等である。火力不足を感じやすいので基本ASぶっぱでよい。

 れいとうパンチはドラゴンに打点が出るのでほしい場合も結構あるがダイアイスで天候が変わってしまうので採用する際は注意が必要。

 

 

2.特殊アタッカー型

・基本技構成

ハイドロポンプorねっとう、だいちのちから、くさむすびヘドロウェーブ

・選択技

こごえるかぜ(草、ドラゴン意識)

あまごい(ダイウォール用、非ダイマックス時意識)

・持ち物

命の珠、しんぴのしずく、ラム等

・特性

すいすい

・性格

ひかえめorおくびょう

努力値

H4 C252 S252

 

 基本的に物理アタッカー型と同じ運用でよい。アーマーガア等の採用率の高い物理受けで止まりにくいのが利点。

 水技は火力不足を感じやすいので熱湯よりハイドロポンプがおすすめ。ヘドロウェーブは草タイプに打てる他にダイマックス時にCアップの効果があるのでそれが活きる場面もあるかと思う。

 

 

3.耐久型

・基本技構成

ねっとう、だいちのちから、どくどく、まもる

・選択技

ステルスロック(サイクル重視、抜きエースサポート)

みがわり(状態異常対策、ターン稼ぎ)

・持ち物

たべのこし、オボン、混乱実等

・特性

ちょすい

・性格

おだやか

努力値

H252 B4 D252

 

 トリトドンやヌオーが採用されることが多いが先述のように耐久力も同等のものがあるので耐久型可能である。

 アタッカー採用が圧倒的に多いので意表を付きやすい。対抗策を用意してない相手ならイージーウィンすることができる。

 相性補完的にアーマーガアと同時採用することになるのでHD特殊受けで採用。水ロトム、火ロトムは完全に止めることができる。

 技構成はどくどくまもるの構成にしている。昔から存在する型だがダイマックス環境の今作まもるが強いので非常に使いやすい。だいちのちからはドヒドイデ等広く打てるので採用しているがステルスロックやみがわりなどに変更するのもあり。

 

おしん - YouTube

普段はyoutubeで育成論や構築解説等上げておりますので興味ある方はそちらもよろしくお願いします。