【ポケモン剣盾】カビゴン対策用あまえるソーナンス ―育成論―

 剣盾から大きく使用率を落としたソーナンスダイマックスの仕様によりアンコールとみちづれが無効化されてしまうのでほぼ使い物にならないポケモンとなってしまったかと思われた。しかし現環境においてカビゴン対策としてかなり有用なポケモンであることに気づいたので記事としてまとめる。

 

1.調整

・技構成

カウンター、ミラーコート、アンコール、あまえる

・持ち物

たべのこし(推奨)orオボン

・性格

ずぶとい

努力値

H228 B252 S28

 

2.単体考察

 ソーナンスというポケモンは主にガブリアスメガボーマンダ等の物理エースのストッパーとして使われることが多かった。しかし今作ではダイマックスの仕様によりアンコールとみちづれが使いにくくなってしまったのでその役割を果たしにくくなっている。そのため使用率は大きく落ちてしまった。

 ただソーナンスのもう一つの役割、耐久ポケモンや鈍足のポケモンの対策ができるという点に注目したい。補助技や低火力の攻撃技を縛り反射技で処理or積みの起点にすることで対策をすることができる(ゲンガナンスのソーナンスは主にこの役割)。そこで今作大きく数を増やしたカビゴン対策としての価値を大きく見出すことができる。

 技に関してはみちづれではなくあまえるを採用している。カビゴンにあまえるを打って攻撃力を下げることで無力化して積みの起点にすることができる。その際長期戦になりがちなので持ち物はオボンよりたべのこし推奨である。

 努力値は4振りドヒドイデ抜きまでSに振って残りは物理耐久に振っている。ドヒドイデに後出しして先制アンコールでねっとうやトーチカ等を縛ることができる。

 

 3.対カビゴンの立ち回りについて

 カビゴンはいくつか型が存在する。大体の型のカビゴンに先制を取ることができるのでアンコールで縛ったりあまえるで攻撃力を下げることによってカモることができる。以下カビゴンの主要な型についての立ち回りについてまとめる。 

・対のろいカビゴン

 のろいカビゴンに後出しした場合はまずあまえるから入る。アンコールから入ってしまうとダイマックスを切られてそのまま押し切られる可能性があるので注意。攻撃力を下げたらあとはアンコールで補助技を縛って後続の起点にするか攻撃技を打ってきた場合はアンコールで縛った後カウンターで処理するかで簡単に対処することができる。

・対あくびカビゴン

 あくびカビゴンに後出しした場合はとりあえずあまえるから入るのが無難。最初にアンコールであくびで縛ってしまうのもよいがカビゴンがAに厚く振っていた場合はダイマックスを切られて押し切られる可能性があるので注意。おそらくあくびと積み技を両採用しているパターンはほぼないと思われるので攻撃力さえ下げてしまえばほぼ無力化出来るだろう。攻撃力を下げた後はアンコールであくびのPPを枯らしてTODに持ち込むか積みの起点にするかで対処するとよい。

・対フルアタカビゴン

 ラム持ちやチョッキ持ちなどフルアタの型はおそらく攻撃技から入ってくるのであまえるで無力化するかアンコールで縛ってカウンターで処理するかで楽に処理できるだろう。

・対はらだいこカビゴン

 はらだいこカビゴンソーナンスにとっては一番厄介である。はらだいこ型は素早さに振った型が多いため、あまえるすらとおせずワンパンされてしまう場合が多い。ただはらだいこ型は単体ではなく壁貼りやカバルドン等の起点作りポケモンとセットで採用されていることが多いのでそこからあらかじめ見分けていきたい。

 

4.まとめ

 現環境のカビゴン対策としてはおそらく最高峰に近いものがあると思われる。Sに少し振ることでドヒドイデ等も抜くことができるので遅い耐久ポケモンもアンコールで縛ることで対策をすることができる。物理耐久面もギャラドスA1段階上昇雨ダイストリームを耐えるほどの耐久力があるのでダイマックスのストッパーとしても活躍できるだろう。

 

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