【ポケモンSV S18 最終30位】展開偽装スカーフテラパゴス【シングル 構築記事】

 S18最終30位を取ることが出来ましたので記事にします。スカーフテラパゴスを軸にした偽装気味の対面構築になります。

1.構築作成の経緯

 上位を狙える禁止級の中で一番面白いと思っていたテラパゴスを軸にして構築を組むことにした。瞑想等の積み展開が強力なポケモンだがアンコールや毒びし等が蔓延るSV環境ではなかなか通すのが難しいと思いスカーフを持たせて対面的に使っていく運用で採用。残りの取り巻きはスカーフをバレにくくするために展開要員に見えそうなポケモンを多く採用。採用意図などは各ポケモンの紹介の項で詳しく解説。

2.各ポケモンの紹介

・テラパゴス@こだわりスカーフ

特性:テラスシェル&ゼロフォーミング 性格:おくびょう 努力値:H4 C252 S252 テラスタイプ:ステラ 技:テラクラスター、マジカルシャイン、だいちのちから、あくのはどう

 今回の構築の軸。テラスシェルは積むターンを作るための特性と思われがちだが、マルチスケイルの上位互換であり単純に打ち合い性能を大幅に上げる特性でもある。今回はその打ち合い性能を最大限生かすためスカーフを持たせた。あまり採用されないが黒バドの上を取ることも出来る上にテラクラスターはテラスを切るとどんな構築にも一貫を作ることが出来るため非常にテラパゴスと相性がいい持ち物。サブ技はコライドン意識のマジカルシャイン、ザシアン意識のだいちのちから、黒バド意識のあくのはどうとしている。相手視点はテラスを切りにくいためサブ技の奇襲も非常に決まりやすい。テラクラスターはテラスを切ると威力が下がるが、サブ技は特攻上昇+ステラ補正で威力が大きく上がる。これを意識するのとしていないのとでは強さが大きく変わるので要注意。

・クエスパトラ@きあいのタスキ

特性:かそく 性格:ひかえめ 努力値:B4 C252 S252 テラスタイプ:フェアリー 技:ルミナコリジョンマジカルシャインシャドーボール、まもる

 対面要員その1。クエスパトラは一見バトン要員にも見えるので単純に殴っていく型が警戒されにくい。禁止級環境は先制技持ちが採用されにくくなる上にかそくで高速環境にも対応しやすいためかなり追い風。出来るだけテラパゴスにテラスを切りたいのでテラバースト等は採用しないフルアタ型。禁止級にも結構打ち勝つことができ、特攻を下げてからスカーフテラパゴスを出す流れも強力なのでテラパゴス軸にはかなり優先度が高いポケモンだと思われる。テラスはスケイルショット対策でフェアリー。コライドンに対しては一回守ってからテラスを切るか判断すると良い。

ジャローダ@たべのこし

特性:あまのじゃく 性格:おくびょう 努力値:H84 C172 S252(H16n-1調整、最速余り特攻) テラスタイプ:毒 技:みがわり、やどりぎのタネリーフストームりゅうのはどう

 主に受け回しの崩し要因。ぱっと見初手のマヒ撒き要員に見えるので違和感無く採用できる。流行っている受けループも基本的にやどみがでハメながらリーフストームの特攻上昇を使いつつ簡単に崩していくことが出来る。テラスタイプは毒対策の毒タイプ。耐性テラスとしても優秀で1ターンを非常に作りやすい。残りの技はムゲンダイナ意識でりゅうのはどう。基本的には余程刺さっていない限り受け回し以外には出さない。

ミミッキュ@いのちのたま

特性:ばけのかわ 性格:いじっぱり 努力値:H4 A252 S252 テラスタイプ:ステラ 技:シャドークロー、じゃれつく、かげうち、のろい

 対面要員その2。スカーフトリック等の起点要員に見えなくもないポケモン。どんなフルパワーでも一発は動くことが出来るばけのかわは禁止級環境でこそやはり活きる。禁止級は弱点を付けるポケモンが多くテラパゴスがテラスを切らせずらいという性能を持っているため火力不足もそこまで気にならない。また流行りの鉢巻カイリューのストッパーとしての性能も高く評価。技はシャドークローをドレインパンチにするのもありだがこれはどっちもどっちなのでお好みで。(体感ではドレインパンチにした方が勝てる場面が多かったような気がするかも?)テラスタイプは優秀な耐性を残しつつ火力も上げられるステラ。のろいは他のポケモンのまもるやテラスシェル等と合わせた詰め性能が非常に強力なのでラス一の展開等で上手く使っていきたい。

ママンボウゴツゴツメット

特性:さいせいりょく 性格:のんき 努力値:H116 B252 D140(実際の構築はH124にしているが残飯個体の流用なのでほんとはH116が良い) テラスタイプ:フェアリー 技:クイックターン、ねがいごと、まもる、ねっとう

 最強のクッション枠。ママンボウはレギュFまではチョッキで使われることが多かったが火力インフレの関係で物理受けに特化させた方が使いやすいと思われる。対ザシアンやコライドンを意識してのゴツゴツメット持ちで積み技が無い物理であればねがいごと+まもるで基本的に完封できる。積み技があってもねっとうでワンチャンも狙えるので物理受け要員としては環境最強ではないかと思っている。またねがいごと+クイックターンでの後続の回復性能も非常に優秀。主にTOD戦で活躍するコンボだがテラパゴスのテラスシェルを復活させたりも出来るので立ち回りの幅を大きく広げられる技構成。テラスタイプは主にコライドン意識のフェアリー。ミライドン相手にテラスを切ってこだわりの一貫を切れたりもするのでこれも意識しておきたい。

・ガチグマ@とつげきチョッキ

特性:こんじょう 性格:いじっぱり 努力値:H12 A252 B52 D172 S20(眼鏡黒バドのリフスト耐え、S無振り暁ガチグマ抜き) テラスタイプ:フェアリー 技:じしん、ほのおのパンチ、じゃれつく、ドレインパンチ

 チョッキ枠。大体受け崩しの火炎玉型と思われるのでチョッキ持ちが警戒されにくい。主に黒バド、ミライドン、イーユイ入り等に対して対面要員として投げていく。技はメイン技じしんとハッサム、アーマーガア意識のほのおのパンチ、コライドンやウーラオス意識のじゃれつく、対パオジアンに強く打ち合い性能を上げられるドレインパンチとしている。広い技範囲を持っているがからげんきしか基本警戒されないのでこのポケモンもサブ技での奇襲が決まりやすい。テラスタイプは補完やじゃれつくの威力上昇等も考慮してフェアリーが一番安定。

3.選出、動かし方

 使用率の高い各禁止級に対しての基本選出や動かし方の基本を解説していく。とはいっても相手の取り巻き等にもよるので選出や立ち回りは柔軟に考えていきたい。

対黒バド・・・BIG6系統と一緒に居るタイプはガチグマ、ママンボウ、テラパゴスで投げることが多い。バド、ラオス@1で基本的に出してくるのでママンボウを上手くクッションに使いつつガチグマの体力を管理しながらラストテラパゴスで詰める展開を作っていきたい。鉢巻ラオスのことが多くインファイトママンボウが受からないのでテラスはガチグマに切ることが多いかもしれない。(これも環境変化等に応じて柔軟に)

対コライドン・・・ディンルーやイーユイが居ない場合はクエス、テラパゴス、ママンボウで投げることが多い。基本初手でコライドンが来るので一旦クエスでまもってから相手の技に応じてママンボウ引きかクエスで突っ込むか考えていきたい。イーユイなどが居てクエスの通りが悪い場合はガチグマを先発で@2をテラパゴス、ミミッキュママンボウというパターンもあり。初手でコライドンとかち合ったらフェアリーテラスを切って突っ込んだ方が多分勝率は高くなる。

対ミライドン・・・ガチグマ、テラパゴス、ママンボウで投げることが多いが取り巻きに応じて柔軟に選出。ガチグマに迂闊にテラスを切ると電気技が一貫して詰むのでよく考えて切ること。オオニューラ入りに対してはミミッキュを出してのろいをして倒すかテラパゴスでテラスを切ってそもそもシードを発動させなくするかなどで対処。これまたガチグマの体力管理が重要なのでママンボウを上手く使いながらサイクル負けしないようにしていきたい。

対ザシアン・・・上から縛れるテラパゴス、ゴツメで削れるママンボウは基本確定で先発を相手のポケモンに応じて変えていた。イーユイなどが居る場合はガチグマ先発で他はクエス先発のことが多かったが正直立ち回りは詰め切れてないので先発テラパゴス等のパターンも取り入れた方が安定するのかもしれない。ザシアンがテラスだいち圏内に入ったらHP満タン状態でもテラスだいちのちからで倒しに行ったほうがよい。

対ホウオウ・・・スタン系も受け系もガチグマ、ママンボウジャローダで選出することが多かった。かなり崩し手段に乏しいのでママンボウを上手く使いながらジャローダをどうにか展開してTOD勝負にすることを狙っていく。

カイオーガ・・・クエス、テラパゴス、ミミッキュの対面選出で勝負することが多い。選出の噛み合いによることが多いので構築相性は悪めかもしれない。

対白バド・・・イーユイ入りはガチグマから入ってそうでなければクエスから入ることが多い。@2はテラパゴス、ママンボウミミッキュから取り巻きに応じて柔軟に。

対テラパゴス・・・おそらく一番きつい。どうにかミミッキュの呪いで倒すかジャローダのやどりぎでハメるかを狙っていく。テラパゴスを考えてもやはりミミッキュドレインパンチ採用が良かったかも?

対ムゲンダイナ・・・受け系ならジャローダで崩してスタン系ならクエスやガチグマで殴り合っていきたい。ミミッキュののろい等も有効なので崩し手段は豊富にある。特に困らない。

 対パオジアンはクエス対面ではママンボウに引いてスカーフテラパゴスで処理。ガチグマ対面はおそらくテラス切りで突っ込んだ方が強い。テラスは大体はテラパゴスに切るのが一番強いが相手もテラパゴスに切ってくる前提で動いてくるので他に切ってもかなり強く使っていけるのを頭に入れておく。ここら辺を注意しておけばかなり強く動かしていけるはず。

4.結び

 テラパゴスはかなり面白いポケモンで是非使いこなしたいと思っていたので構築を形に出来てかなり満足なシーズンでした。環境が大きく変わってモチベーションが高めだったのでその点が成果につながったのかなと思います。今後は他のマイナーな禁止級等も頑張って開拓していきたいです。レンタルも公開しますので試してみたい方はどうぞ。youtubeで今回の構築の対戦動画等上げる予定なので興味ある方はそちらも見に来ていただければと思います。

 おしん ゲーム攻略・実況チャンネル - YouTube

 

【ポケモンSV S9 最終33位】毒びしTODフリーザー【シングル 構築記事】

 S9最終33位を取ることが出来ましたので構築の解説をしていきます。以前からSV環境で強いのではないかと思っていたフリーザーを軸とした構築になります。

1.構築作成の経緯

 過去世代で使われていたTOD型のフリーザーが使いたいということで構築を組み始めた。みがまもでPPを枯らしつつ零度で有利な運ゲーを押し付けていけるポケモンだが今作は氷タイプにパオジアン、テツノツツミといったトップメタが居るためそこに対抗手段がないのがネックだった。ただ「予め毒びしを撒いておけばこれらのポケモンもみがまもで問題なく倒せるのでは?」ということで水ラオスやパオジアン等にも隙を見せずサイクル要員としても優秀なドヒドイデを毒びし要員として採用。残りの四体は現環境でパワーの高いポケモンを中心に組んでいった。電気の一貫が凄まじいので流行りのドヒドディンルーっぽく見せられる地面枠としてディンルー、低速なパーティなのでキノガッサ対策が必要だろうということでラム持ちのカイリュー、雑に上からスイープしていけて耐性も優秀な眼鏡ハバタクカミ、キョジオーン入りのメタとしておんみつマント持ちの悪ウーラオス、この四体を入れて構築が完成。

2.各ポケモンの紹介

カイリュー@ラムのみ

特性:マルチスケイル 性格:ずぶとい 努力値:H244 B140 C4 D4 S116 テラスタイプ:鋼 技:エアスラッシュれいとうビーム、でんじは、はねやすめ

 ラムのみを持たせやすく入れ得なポケモンなのでとりあえずキノガッサ等の催眠対策枠として採用。前シーズンは打ち合い重視のフルアタ構成で使っていたが受けられやすかったり役割対象以外に腐りやすかったため最低限マヒを入れられて怯みでワンチャン何でも突破できる電磁波エアスラ型。結果的にかなり選出しやすくなったのでこの変更は正解だったように思う。れいとうビームは電磁波が効かない地面タイプへの打点。氷でワンチャンを狙ったりカイリューの突破もかなりしやすくなる。基本的にはキノガッサ入りやガブリアス入り以外にはそんなに出さない。

・ハバタクカミ@こだわり眼鏡

特性:こだいかっせい 性格:ひかえめ 努力値:H228 B36 C116 D4 S124 テラスタイプ:フェアリー 技:シャドーボールムーンフォースハイパーボイス、ほろびのうた

 入れ得ポケモンその2。構築全体が火力不足気味だったため上からスイープしていける枠として採用。シャドボ、ムンフォの二つでほぼすべてのポケモンに等倍以上が取れるのが非常に使いやすい。調整は元々CSおくびょうで使っていたがパオジアンの持ち物無しふいうちすら耐えないのが使いにくすぎたので耐久振りに変更。Cは臆病カミと同じ水準まで振ってSは最速ガブ抜き抜きのライン。実数値でH159 B80となっているがH151 B88になるように振るのもあり。ツツミやカミとの対面に強くしたかったので今回はHの方にガッツリ努力値を割いた。

・悪ウーラオス@おんみつマント

特性:ふかしのこぶし 性格:ようき 努力値:A252 D4 S252 テラスタイプ:フェアリー 技:あんこくきょうだ、ふいうち、ドレインパンチつるぎのまい

 キョジオーン入りに出せて汎用性も高いポケモンとして採用。全体としてサーフゴーに薄めなのとゴツメ耐性、剣舞ふいうちでの抜き性能を評価しての悪ラオス。格闘技はインファイトではなく場持ちがよくなるのとパオジアン対面で強くなれるドレインパンチ。テラスはパオジアン&悪ラオス対面意識で悪格闘量半減できるフェアリー。選出率は低めだがハマる時は一体で簡単に全抜き出来る性能がある。

フリーザー@食べ残し

特性:プレッシャー 性格:ずぶとい 努力値:H220 B196 S92 テラスタイプ:鋼 技:みがわり、まもる、はねやすめ、ぜったいれいど

 今回の構築の軸。みがまもプレッシャーでPPを削り切ったり毒と組み合わせて相手を確実に削りきるコンセプトで採用。耐久力が高く大体の相手に2回は零度を打てるので不利な相手に対するワンチャンス力も高い。また零度や地割れなど相手の一撃技への耐性があるのも優秀でこのポケモンの繰り出し択で一撃技のPPを枯らした後後続と合わせて簡単に相手を倒したり出来るのも非常に優秀。SV環境は全体的にPPが少なめの技が多かったりこだわり持ちも多めに採用されがちなのでこのポケモンのPP枯らしがかなり生きる環境のように思える。S調整は実数値117でガチグマ+最速ガチグマ意識のポケモンを抜けるように若干多めに振っている。これで大体の耐久サーフゴーの上は取れるのでゴルラのPP枯らしをチラつかせつつ対面で零度の試行回数を3回稼ぎやすくなる。テラスタイプは耐性の多さを評価した鋼。こだわり持ちのランドロスカイリューをこのテラスでかなり枯りやすくなるのでおすすめのテラスタル。サーフゴーを確実に狩れるノーマルなんかも面白いかもしれない。

・ディンルー@とつげきチョッキ

特性:わざわいのうつわ 性格:いじっぱり 努力値:H4 A252 B4 D108 S140 テラスタイプ:鋼 技:じしん、ヘビーボンバー、カタストロフィ、じわれ

 電気の一貫を切れる地面枠として採用。ドヒドディンルーで受け回す構築として組んではいないがドヒドディンルーの形を取ることで相手に先入観を与えようというのも若干意識している。ジバコイルやサーフゴーに繰り出しやすいように持ち物はチョッキ。テラスは鋼にしてヘビーボンバーの威力を上げつつツツミやハバタクカミにもかなり強く出られることを意識している。ドヒドディンルーの並びでフェアリーテラスを意識されることが多いので予想外のヘビーボンバーの高火力はかなり相手のプランを崩しやすかった。余った一枠はワンチャン力の高い地割れにしているが基本的にはほとんど打たない。素早さは実数値83調整。役割対象のジバコイルやヒスイヌメルゴンの上を取れる&60族近辺までに地割れを上から打ちやすくなることを意識した調整。

ドヒドイデ@レッドカード

特性:さいせいりょく 性格:のんき 努力値:H252 B252 D4 テラスタイプ:フェアリー 技:どくどく、どくびし、くろいきりじこさいせい

 構築の軸その2。基本的に初手投げをしてどくびしを撒いてフリーザーのおぜん立てをする役割。フリーザーの苦手なウーラオスやパオジアンを大きく牽制出来るのが非常に優秀。毒びしをこのポケモンでまくことで零度の通らないパオジアンやツツミに対してもフリーザーを強気に選出して行ける。持ち物はレッドカード、初手でみがわりを貼ってくるツツミやパオジアンを一旦引かせることで確実に毒びしを踏ませていくことが出来る。テラスタイプは悪ラオス意識でフェアリー。性格はキョジオーンに対して後攻どくどくを打ちたいのでのんき。最遅にしていないが出来れば脱出モロバレルの下を取りたいので最遅にしてもいいかもしれない。ただモロバレルも最遅だと意味が無いので多分気にしなくていい。

3.選出、動かし方

 選出動かし方は再戦かどうかなどでも変わってくるがドヒドイデフリーザー、ディンルー、ハバタクカミの四体から選出することが多い。初手で毒びしを撒いてフリーザーを通すことを基本的に狙っていく。環境に多いポケモンに対しての動かし方を下記に示しておく。

パオジアン・・・初手置きの零度パオジアンは一発目をかわせばフリーザーに一旦引いてレッドカードドヒドイデを再度投げることで毒びしを踏ませることが出来る。剣舞電気テラス型はそのままテラスせずに突っ張るかドヒドイデにテラスを切るorディンルーで透かすの読み合い。一旦毒をいれればフリーザーでみかまもはねやすめしていれば倒せる。

ハバタクカミ・・・基本的に毒びしを撒いておけば何とかなる。対面もそこまで苦にならないポケモンが多いので困ることは少ない。

ウーラオス・・・基本的にドヒドイデで相手をするかハバタクカミで上から倒すかのどちらか。そもそも選出されることが少なめだったかもしれない。

カイリュー・・・じしん神速型はしんそくをみがまもで枯らせば簡単に倒せる。ドヒドイデで毒を入れる展開でも処理できるがみがわり型や鋼テラス等が厳しめなので基本的にフリーザーでPPを枯らすかハバタクカミで対面から倒す方向で相手をしたい。

サーフゴー・・・耐久のわるだくみ型は一旦ドヒドイデで流して次はフリーザーと対面させてゴルラをみがまもで牽制しつつ零度3回打って倒すかディンルーでテラスを切らせてからハバタクカミの一貫を作るかのどちらか。眼鏡型は基本的にドヒドイデ、ディンルー、フリーザーでかなり強く出られるのでそこまで問題にならない。

ディンルー・・・初手置きの挑発型はふきとばしが基本無いのでフリーザーでカモれる。挑発が無い型は毒で削って倒すかもしくは一撃技を当てるか。

ランドロス・・・鉢巻型はかなり面倒だがフリーザーでPPを枯らすかハバタクカミで上からワンパンするか。みがわりビルドはあまり見ないがハバタクカミで対処するか岩技のPPを枯らしながら上からの零度2連にかけるかのどちらか。ランドが居る場合は対策枠としてカイリューの選出もあり。

ガチグマ・・・フリーザーのみがまもで倒すかハバタクカミで上から倒すかのどちらか。

テツノツツミ・・・毒を踏ませてからフリーザー投げで基本的に倒せる。

キョジオーン・・・初手ドヒドイデとかち合ったらどくどくを打ってあとは悪ラオスを出していれば基本負けない。

ガブリアス・・・初手でカイリューを合わせてできればれいとうビームで倒したい。警戒されると若干きつめだがハバタクカミで上から倒すでもなんとかなる。

 とりあえず対主要ポケモンはこんな感じ。動かし方は慣れないと若干難しいかもしれないが毒びし+フリーザーの破壊性能&有利状況を取ってからのTOD性能が凄まじいので慣れれば大体の相手はどうにかなる。

4.きついポケモン

 ランドロスガブリアス剣舞系のパオジアン辺り。一応立ち回りで何とか出来るレベルではあるので使い込んで動かし方をなれるのが大事。

5.結び

 ポテンシャルが高いが若干扱いにくめなフリーザー軸の構築をそれなりの形に出来て二桁順位も取れたということで満足度は結構高めなシーズンでした。対面重視の形以外でもSVで勝てる構築を作れたということで自分の成長を感じられたという意味でも良かったです。レンタルも下に載せておくので試しに使ってみたいという方はどうぞ。実際の対戦動画もyoutubeに上げる予定なのでそちらも興味ある方は見に来ていただければと思います。

おしん ゲーム攻略・実況チャンネル - YouTube

【ポケモンSV 最終247位】S8反省&備忘録【シングル 構築記事】

 今回は目標の二桁順位は取れませんでしたが構築の反省を残しておくのと一応レート2100付近までは上げられたので何か参考になる部分があればという目的で構築記事にします。

1.構築経緯

 レギュC段階でタスキハバタクカミ+オボンドドゲザン+HB水ロトムの並びがかなり使用感が良く勝てたのでこの並びをベースに構築を組み始めた。例のごとく対面的に組むのがSVでは一番勝ちやすいと思っているのでまずチョッキ枠としてとんぼがえりによる対面操作ができ、一撃技による崩しも行えるランドロスを採用。この四体だとカバルドンキノガッサ等の催眠対策が薄いのでラム持ちとして採用しやすいカイリュー。ラストに受け回しの崩しとしてチオンジェンを採用して構築を完成とした。

 

2.各ポケモンの紹介

カイリュー@ラムのみ

特性:マルチスケイル 性格:うっかりや 努力値:A4 C252 S252 テラスタイプ:鋼 技:アイアンヘッドしんそくエアスラッシュれいとうビーム

 かなり変わった構成のカイリュー。催眠ポケに強くしつつウーラオス、ハバタクカミ、パオジアン辺りに対面で強くなれるようにというのを意識した結果こうなった。

 結果ほとんど選出していないが出した試合はかなり活躍していたのでこういうピンポイントメタな構成のカイリューもありなように思う。

 実際は耐久に振って電磁波羽休めの構成にした方が汎用性が高くて強いかもしれない。

・ハバタクカミ@きあいのタスキ

特性:こだいかっせい 性格:おくびょう 努力値:B4 C252 S252 テラスタイプ:草 技:ムーンフォースシャドーボール、電磁波、いたみわけ

 行動保証を持たせたタスキ型のカミ。メイン技の2ウエポンでほぼ全ポケモンに対して等倍以上の打点を持てるので残りは荒らし性能の高い電磁波といたみわけを採用。

 電磁波でS操作による後続のサポートをしながらいたみわけで削りと回復を入れて襷回復、痺れ待ちなども狙える。

 主にディンルー入りに対して安定する初手要員として投げていた。ヒードランも若干構築単位で重いので初手で誘いつつマヒを入れて後続で処理という動きもよく行っていた。

ランドロスとつげきチョッキ

特性:いかく 性格:いじっぱり 努力値:H212 A196 B4 D92 S4 テラスタイプ:鋼 技:地震、うちおとす、とんぼがえり、地割れ

 チョッキ枠として採用。地面枠としてはガブリアスと比べがちなポケモンで個人的にはガブの方が強いと思っているが、チョッキ枠としては①ハバタクカミに対してテラスを切らずに対面で打ち合える②一撃技により受け回しの崩しを行える、この二点でガブリアスとかなり違った採用利点がある。

 特にテラス環境で飛行テラスをしたポケモンに対しても一撃技を当てられるのはこのポケモンの唯一無二の強みで最終日もどうしようもない場面で地割れを当てて試合をかなり拾ってくれた。

・チオンジェン@たべのこし

特性:わざわいのおふだ 性格:おくびょう 努力値:H4 C252 S252 テラスタイプ:毒 技:あくのはどう、カタストロフィ、みがわり、やどりぎのタネ

 低速サイクルの崩し枠として採用したポケモン。このポケモン自体がサイクルパーツとして認識されがちだが実際はカタストロフィややどりぎを絡めた崩し枠としての採用が一番真価を発揮できる使い方だと思う。

 努力値は最速CSぶっぱ。元々特攻の低いチオンジェンのC振りは効率がいい上に悪の波動による削りで耐久ポケモンを押し切りやすくなる。更に最速にすることでSカイリューやサーフゴーの上を取りやすくなり崩し枠でありながらこれらのポケモンに強く動かしていける汎用性も持つことが出来る。(実際は準速サーフゴーが多いので上を取られることも多かったが・・・)

 テラスタイプは崩し重視で悪テラスで採用されることも多いがレッドカードドヒドイデに簡単に対処されるのが気になったので毒テラスで採用。身代わりも残しやすく相性補完もいいので毒で採用して正解だったと思う。

・ドドゲザン@オボンのみ

特性:そうだいしょう 性格:いじっぱり 努力値:H164 A244 B4 D4 S92 テラスタイプ:フェアリー 技:ドゲザン、ふいうち、テラバースト、剣の舞

 対面性能、抜き性能の高さを評価して採用したポケモン。オボンのみと合わせて耐久数値が非常に高く強引に舞って崩し、全抜きをする動きが非常に強かった。

 またパオジアンの先制技を両方半減できるので多少怯みやふいうち等の読み合いも絡むが対面処理をしやすいポケモンとしても非常に重宝した。

 アンコールカイリューに対してかなりきつめだったり新規ポケモンのウーラオスヒードランに対してはテラス込みでも押し切られることも多くその点は若干使いにくい部分もあったがそれを差し引いても環境的にはなかなか刺さるポケモンだったように思える。

 Sラインは主にディンルーを抜く目的で4振りヒスイヌメルゴン抜きまで振っている。

・水ロトムゴツゴツメット

特性:ふゆう 性格:ずぶとい 努力値:H252 B180 C76 テラスタイプ:鋼 技:ボルトチェンジイカサマ、鬼火、リフレクター

 HB振りの物理受けクッション枠。タイプによりウーラオスやパオジアンのメイン技を半減していけるので今の環境でもそれなりに使っていける。ただパンチグローブウーラオスに崩される試合が結構多かったので今の環境は若干厳しめかもしれない。

 ちょっと変わった技としてリフレクターを採用している。鬼火だと外したりラムで負ける場面で安定択として打てたり、鬼火が効かないガチグマなどにも有効であったり、また後続のサポートにも使っていけるので意表を突ける点もあってかなり勝ちに貢献してくれた技。

 なんだかんだ代わりのいない使いやすいポケモンだが今の高種族値環境で勝つための構築に採用するべきポケモンかというと若干あやしい部分があるかもしれない。

3.選出、動かし方

 基本はハバタクカミ、ランドロス、水ロトム、ドドゲザンの四体から相手に合わせて三体選出。ハバタクカミかランドロスのどちらかを先発にするがディンルー入りに対してはほぼハバタクカミを先発置き。物理三枚以上いたらほぼ水ロトムは投げる。特殊が多かったり崩しとして地割れが欲しい場合はランドロス優先。ドドゲザンはヘイラッシャ等が居ない限りほぼ投げていた。

 受け回し系(特にキョジオーン入り)に関してはチオンジェンも絡めて選出。低速ポケモンのみの選出なら大体チオンジェン一体でボコボコに出来る。

 カイリューキノガッサカバルドン入り以外には投げない。見せてるだけで割と仕事をしてくれているポケモンだと思う。

4.きついポケモン

 パンチグローブウーラオス(ロトムが受けきれず崩される)、アンコールカイリュー等。

5.反省

 レギュレーション最初のシーズンなので割と順当に強いポケモンを多く採用して勝ちに行ったのですが二桁に乗れなかったのは残念なところ。本当はあまり使われていない環境に刺さるポケモンを探して通すのが好きなのでそれをやりたかったのですが群雄割拠で煮詰まってきたレギュD環境はかなり厳しめかも?ただ今後も色んなポケモンの可能性を探りつつ楽しみながらポケモンやっていきたいと思っております。

【ポケモンSV】SV環境で勝てる構築の組み方について解説!【パーティ構築】

 ポケモンSVで二回最終二桁順位を取ることが出来ましたのでその構築の作り方を紹介していこうと思います。SV環境は今までのシリーズと発想を変えて構築を作らないとなかなか勝ちにくいところがありますのでそこらへんも含めて分かりやすく解説をしていけたらと思います。

1.SV環境で強い構築とは?

 SVの環境は今までのシリーズとは少し異なった特徴があります。それはテラスタルによってかなり受けが成立しづらいという点です。

 ポケモンの構築は大きく分けるとサイクル構築(交換で相手の攻撃を受けながらダメージレースの総量で勝つことを目標とした構築)、対面構築(交換をあまりせずに目の前のポケモンとの1:1で勝っていき3体倒しきることを目標とした構築)、積み(展開)構築(壁や欠伸、ステルスロック等のサポートから積みエースを展開し全抜きを狙っていく構築)の三種類に分けられますが今までのシリーズではサイクルに寄った構築が一番強いとされてきました。

 ただSV環境ではテラスタルという要素が存在します。テラスタルによってどういうバランスの変化が起きるかというと、

①一致テラスタルにより単純な最大火力が底上げされる。

②不一致テラスタルにより見えないところから役割破壊がされやすい。

こういうかなり攻め側有利のバランスになっております。

 耐久力が二倍になった剣盾のダイマックスと比べて、ラスタルを見てからテラスタルを切るのは弱いためかなり攻め側に一方的に有利なバランスの変化が起きてるといえます。

 つまり今までのシリーズと比べてSVの環境は相手の攻撃を受ける発想で作られているサイクル的な構築にはかなり向かい風の環境というのが分かるかと思います。

 結論としては相手の攻撃を受けるという発想をしない対面構築が相対的に強くなっている環境といえるわけです。

2.強い対面構築の作り方

 上記の考察からSVではかなり対面構築の考え方を意識して構築を組むのが重要になってくるかと思います。ということでここからは実際に強い対面構築を組むにはどうすればいいかという形で話を進めていきます。

 一般的に対面構築で好まれる要素というのは行動保証があり行動回数を稼げるということです。なので特性で行動回数が確保されているミミッキュカイリューのようなポケモン。あるいは行動回数を確保できるきあいのタスキこだわりスカーフ、オボンのみ、とつげきチョッキといった持ち物。更に打ち合いを強くしてくれる先制技。このような要素を重視して構築を組んでいきます。

 それでは上記のような要素を持った対面性能の高い(タイマンの強い)ポケモンを6体並べればいいのかというとそれは少し違ってきます。なぜかというと対面構築は行動保証に考え方が偏っているのでいわゆる受け回しのようなパーティの突破が難しいからです。

 そこで対面で強いポケモンだけではなくそのようなパーティを崩せる崩し枠ポケモンを採用します。

 崩し枠とはどのようなポケモンかというと主に積み技から高火力で受け回しを崩していけるポケモン。よく使われるポケモンでいうとおんみつマント持ちのわるだくみサーフゴー、あるいは命の珠持ちの剣の舞セグレイブといったポケモンです。他にも準伝説の四災が解禁された今の環境だと挑発カタストロフィを持たせたディンルー、イーユイ、チオンジェン(パオジアンはあまり使われないかも)辺りも有力な候補になるかと思います。

 加えて対面の不利な状況で有利な対面に仕切り直すためのクッション枠を採用すると構築の安定度が更に上がると思います。

 クッション枠は不利対面で雑に投げていき有利な対面に仕切り直すためのポケモンです。あくびやとんぼがえりのような対面操作技を持っているのが理想なのでHBに振ったヘイラッシャ、アーマーガア、ハッサム辺りが有力な選択肢になるかと思います。

 ということでこの対面構築を形成する要素をバランスよく組み込むために対面の強い行動保証枠を4体崩し枠を1体クッション枠を1体、このバランスで組むと強い対面構築を組みやすいかと思います。

 更にSVで重要度が増した持ち物としてとつげきチョッキが上げられます。タイプを変えて強引に打ち合うことが出来るSVの環境において打ち合える範囲を広くできるチョッキは相当強化されております。加えて特殊相手のクッション役としての役割もこなせるので対面構築においては絶対に採用したい持ち物です。

 なので結論としてはチョッキ枠以外の行動保証枠を3体崩し枠を1体物理受けのクッション枠を1体チョッキ枠を1体、このバランスで組むのがおすすめです。

3.各要素を構成するおすすめポケモン

 ここからは各要素のおすすめポケモンを参考までに軽く列挙していきます。迷ったらこの中のポケモンから採用するといいかと思います。おすすめ調整、技構成等は環境によって変わるのでここでは紹介しません。

行動保証枠

カイリュー(持ち物:ラム、ゴツゴツメット、こだわり鉢巻等)

強み:特性による行動保証、先制技持ち、竜舞アンコール等多彩な補助技

ミミッキュ(持ち物:命の珠)

強み:特性による行動保証、先制技持ち、のろい剣の舞等で崩し性能が高い

キノガッサ(持ち物:きあいのタスキイカサマダイス)

強み:テクニシャンによる高威力先制技、キノコの胞子

・クエスパトラ(持ち物:きあいのタスキ、オボンのみ)

強み:加速による抜き性能、ルミナコリジョンで崩し性能が高い

・ハバタクカミ(持ち物:ブーストエナジーこだわりスカーフ)

強み:環境トップのカイリューに強い、補助技や攻撃範囲が多彩、環境最速級の素早さ

・ドドゲザン(持ち物:黒い眼鏡、オボンのみ等)

強み:優秀なタイプ、先制技持ち、剣の舞ハサミギロチンによる崩し性能

崩し枠

・セグレイブ(持ち物:命の珠、こだわり鉢巻)

強み:やけど無効、先制技持ち、受けにくい攻撃範囲

・サーフゴー(持ち物:おんみつマント等)

強み:特性により補助技無効、わるだくみ+サイコショックで特殊受けも崩せる

・ディンルー(持ち物:食べ残し、カゴ等)

強み:挑発カタストロフィによる耐久潰し、すなじごくによる拘束、高耐久での居座り性能

・イーユイ(持ち物:命の珠、食べ残し、カゴ等)

強み:挑発カタストロフィによる耐久潰し、ほのおのうずによる拘束、高火力+わるだくみ

・チオンジェン(持ち物:食べ残し等)

強み:挑発カタストロフィによる耐久潰し、やどりぎ+高耐久での居座り性能

クッション枠

・ヘイラッシャ(持ち物:食べ残し)

強み:圧倒的な高耐久、特性てんねんによる積みストッパー性能、あくびで対面操作も可能

・アーマーガア(持ち物:ゴツゴツメット等)

強み:毒無効且つ挑発で対耐久ポケモン性能が高い、優秀な耐性+とんぼがえりでの対面操作

ハッサム(持ち物:ゴツゴツメット等)

強み:優秀な耐性+とんぼがえりでの対面操作、高火力先制技による抜き性能

・水ロトム(持ち物:オボンのみ)

強み:優秀な耐性+ボルトチェンジでの対面操作、鋼テラス+ふゆうでストッパー性能が高い、鬼火による対物理性能

チョッキ枠

・セグレイブ

既出なので強みは省略

・ドドゲザン

既出なので強みは省略

ジバコイル

特性アナライズによる超火力、優秀な耐性+対面操作技でクッション役としても優秀

・テツノカイナ

数値による打ち合い性能の高さ、対面操作技ボルトチェンジ

ハッサム

既出なので強みは省略

4.まとめ

①SVの環境は受けが成立しずらく対面要素を重視した構築が強く作りやすい

②対面構築は行動保証枠3体、崩し枠1体、HBのクッション枠1体、チョッキ枠1体で組むとバランスよく強い構築を作りやすい

 サンプル構築としてS3、S5の僕の構築を貼っておきます。

【ポケモンSV S3 最終50位】対面重視ギャラハリテヤマクッション【シングル 構築記事】 - おしんのポケモンメモ置き場 (oshinpoke.com)

【ポケモンSV S5 最終58位】真の最強型ウインディ軸対面構築【シングル 構築記事】 - おしんのポケモンメモ置き場 (oshinpoke.com)

 このルール通り構築を組めばSV環境でかなり強い構築を組みやすいと思いますので是非参考にしていただければと思います。

【ポケモンSV S5 最終58位】真の最強型ウインディ軸対面構築【シングル 構築記事】

 S5の四災環境で最終58位になりましたので使用構築について解説していきます。S3の時は上位の方の構築をベースに構築を作ったのですが、今回は自分のオリジナルで勝負したいということであまり使われていない強いポケモン等も発掘しながら構築を完成させていきました。

1.構築作成経緯について

 四災環境で耐久ウインディが注目されておりましたが、経験則でそのような環境下での鉢巻ウインディが非常に刺さるのを知っていたのでまず鉢巻ウインディ入りで構築を考え始めました。対面性能やスイープ性能が高いポケモンなのでサイクル的に組むよりも対面的に組んだ方がいいだろうということで取り巻きも対面寄りに揃えるのを意識。

 先発のコノヨ展開に強い襷クエス、ルミコリから繋ぐ対面駒としてブーストエナジー持ちのハバタクカミ、受け回しを崩す枠に挑発カタストロフィ持ちディンルー、物理受けのクッション枠として使い慣れていたギャラドスまではすんなり決定。

 ラストのチョッキ枠は最終日前日辺りまで鬼火ロトム等にも強く出られる根性ハリテヤマにしておりました。ただ流行りのHBサーフゴーにあまり強くなく、ディンルー対面もかなり厳しめということでそれらを解消出来るポケモンとしてタルップルを採用し構築が完成。

2.各ポケモンの紹介

・ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:こだいかっせい 性格:おくびょう 努力値:H228 B76 C20 D4 S180 テラスタイプ:電気 技:ムーンフォース、10万ボルト、みがわり、めいそう

 シーズン終盤かなりマジフレいたみわけハバタクカミが流行っていたのでその型を起点にしやすく、また瞑想持ち以外のハバタクカミにかなり強く出られるめいそうみがわり型で採用。みがわりを採用することでチオンジェンやキョジオーン等にも強く出ていきやすい。

 テラスタイプは飛行テラスカイリューや電磁波サーフゴー等が流行っていたのでそれらに対面で強かったり起点にしたりしていける電気テラス。

 調整意図はSを準速ドラパ抜き(ここまで振れば大体のスカーフ、ブーストカミは抜ける)、鉢巻(及び一舞)カイリュー地震を最高乱数以外耐え。基本的に二番手以降に投げて起点にしやすいポケモンから全抜きを狙ったり削れたポケモンにとどめを刺す役割なので火力は最低限にして素早さと耐久面を重視した調整。

 後述のウインディと合わせて95%くらいの試合で選出。

・ディンルー@オボンのみ

特性:わざわいのうつわ 性格:ようき 努力値:H212 A4 B36 D4 S252 テラスタイプ:毒 技:地震、カタストロフィ、挑発、テラバースト

 受け回し系のパーティの対策枠として採用。チオンジェンの上を取りやすいように調整は最速、テラスタイプは毒びしやどくどくに強くなれてテラバーストでチオンジェンの打点にもなれる毒テラス。

 挑発、カタストロフィ以外の技やテラスタイプについてはなかなか決まらなかったが受け系を崩せて汎用性が高い構成として最終的に上記のものに落ち着いた(ただほとんど選出していないのでこの構成が正しいのかは要検討)。

 ちなみに調整は残飯型の流用でオボン向きの調整ではないので注意。

 受けループ系統以外にはほとんど出していないのでおそらく選出率は一番低い。

ウインディ@こだわり鉢巻

特性:いかく 性格:いじっぱり 努力値:H172 A252 S84 テラスタイプ:ノーマル 技:フレアドライブ、神速、インファイト、鬼火

 構築の核でありMVP。対面性能が高く、初手の奇襲から終盤のスイープ、更にいかくを活かしたごまかしのクッション役までこなせるまさに最強ポケモン

 調整はAぶっぱでSラインを準速キノガッサ抜きから少し多めに振っている。ここまで振ることでサーフゴーやセグレイブ等に対してかなり上を取りやすくなり対面がかなり安定する。

 選出率は95%以上。現環境で特に苦手なポケモンが存在しないレベルなので是非試してほしい一体。

・クエスパトラ@きあいのタスキ

特性:かそく 性格:ひかえめ 努力値:H4 C252 S252 テラスタイプ:格闘 技:ルミナコリジョンシャドーボール、テラバースト、まもる

 初手要員のクエスはオボンのみであることが多いが今回は格闘テラスで採用したかったのでハバタクカミ対面でシャドボかムンフォかの択にならないようにタスキで採用。

 タスキ型は現環境にほぼ居ないので読まれにくくまた耐久に回していた分を素早さに回せるので最速コノヨザルの上を取れたり、二加速でブーストツツミやハバカミの上を確実に取れる点も非常に優秀。

 基本的にコノヨザルやイダイナキバ入りに対しては何も考えず初手置きでそれ以外でも刺さってそうなら初手に出して荒らしてもらう。

・タルップル@とつげきチョッキ

特性:あついしぼう 性格:れいせい 努力値:H108 C244 D156 テラスタイプ:地面 技:りんごさん、りゅうせいぐん、テラバースト、ふいうち

 最終日前日くらいに思いついて構築に入ってきたポケモン。ディンルー入りに非常に苦戦していたがこのポケモンの採用でかなり楽になった。見かけ上キノガッサ入りに対して牽制になるのも良い(もちろん選出しても強い)。

 突破力を出しつつ起点にもなりにくいりんごさん、ツツミドクガイーユイ等に非常につよくなれるあついしぼう、読まれにくい上にそこそこ火力が出る先制技ふいうち等チョッキ枠として優秀な要素の塊。

 基本的にディンルーが初手で来そうな構築に初手で合わせに行ったり、ロトム入りやウインディやハバタクカミが完封される相手(ラウドボーンやドオー等)が居る構築に代わりに選出するといった使い方をしていく。

 調整はおくびょうハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを最高乱数切り耐え。

 三桁付近でずっと停滞しておりましたがこのポケモンを入れてからするすると順位が上がっていった影のMVP。

ギャラドスゴツゴツメット

特性:いかく 性格:わんぱく 努力値:H252 A4 B204 D4 S44 テラスタイプ:鋼 技:地震アイアンヘッド、電磁波、挑発

 いつも使っている物理受け。この構築ではあまり選出率は高くなかったがイルカマンや受け回し系の構築に対して安定した仕事をしてくれる代わりのいないポケモン

 ヘイラッシャなどは選出されると結構厄介だったりするがこのポケモンのおかげかあまり選出されなかったので見せあいでの圧力という点でも仕事をしてくれていたと思う。

 調整は電磁波後最速ドラパ抜き、あまり物理耐久。

3.選出、動かし方について

 基本的な選出はウインディ、ハバタクカミ@1。

 コノヨザルやイダイナキバ、キラフロル入り等には初手クエス置き。

 ディンルー初手が予想される場合は初手タルップル置き。

 イルカマン入りには初手ウインディでアドを取っていき後ろにギャラドスを置く。

 受け回し系の場合は初手ディンルー、後族は基本ギャラドス@1(基本はウインディ)。

 ラウドボーンやドオー入りなどにはウインディ、ハバタクカミを選出しないこともある。

 細かい選出は実際ケースバイケースだが基本的に意識するのはこのあたり。

4.きついポケモン

 ラウドボーン、後ろから出てくるビルドコノヨザル等。基本的には選出、立ち回り等でほとんどのポケモンに対処できます。

5.結び

 S5はオリジナルの並びやポケモンを上手く組み込んだ構築を作れて非常に満足度の高いシーズンとなりました。考察内容等参考になりましたら幸いです。今後のシーズンも更に色んなポケモンを試したりドンドン挑戦をしていこうと思っております。

 youtubeでレンタルIDや対戦動画なども上げる予定なので興味ある方はそちらもよろしくお願いいたします。

おしん ゲーム攻略・実況チャンネル - YouTube

【ポケモンSV S3 最終50位】対面重視ギャラハリテヤマクッション【シングル 構築記事】

 SVで初めて最終二桁を取れたので構築記事にします。SVはテラスタルにより受けが安定しないのでかなり対面重視で組みつつ少数クッション役としても動かしやすいポケモンを採用するというコンセプトで組んでおります。

1.構築作成の経緯

 シーズン2の上位の方のクエスドラパミミの並びが強いなと思いその三体を環境に合わせた形にアレンジしていきました。(参考【S2 最終39位】対面クエスドラパ - ぽかぼかぽけもん日和 (hatenablog.com))

 どうアレンジしたかは個別の個体紹介で解説します。

 対面寄りの並びだけでは受け回しの崩しがきついので受けを崩せるポケモンとして鉢巻セグレイブを採用。セグレイブと相性がいいクッション役としてギャラドスも確定。ラストチョッキ枠としてロトムやヘイラッシャ等にも割と強く出ていけるハリテヤマを採用して完成。

2.各ポケモンの紹介

・ドラパルト@きあいのタスキ

特性:すりぬけ 性格:むじゃき 努力値:A4 C252 S252 テラスタイプ:ゴースト

技:りゅうせいぐんシャドーボール、ふいうち、のろい

 Sラインの上がったパラドックス環境で間違いなく強いポケモン。後述のクエスと合わせて2体持って行ってラストのろいを打つ動きがめちゃめちゃ強い。ハバタクカミやツツミの上を取れる最速にしてます。

ミミッキュ@命の珠

性格:いじっぱり 努力値:H4 A252 S252 テラスタイプ:フェアリー

技:じゃれつく、かげうち、ドレインパンチつるぎのまい

 対面軸で良く採用されるポケモンだがあまりパワーを感じないので別のポケモンでもいいかもしれない。今回は変わりが思いつかなかったのでそのまま採用。この構築だとのろいダメージを1ターン分化けの皮で稼げるのが非常に強い。

・クエスパトラ@オボンのみ

特性:かそく 性格:ひかえめ 努力値:H140 B164 C148 D44 S12 テラスタイプ:炎

技:ルミナコリジョンマジカルシャイン、テラバースト、まもる

 対面軸の先発要員。一体持って行って後続にルミナコリジョンを打ってドラパルトにもう一体持って行ってもらうまでが仕事。テラスタイプはハッサム意識とハバタクカミ対面で安定して切れる炎。

 調整意図はひかえめ眼鏡持ちハバタクカミ&サーフゴーのシャドーボールを最高乱数以外耐えまで特殊耐久に振って、素早さが+2でスカーフガブ抜き、Cを11nまで確保してあまり物理耐久です。元々眼鏡シャドーボールを耐える調整にしていましたがマスカーニャのはたき+ふいうちで頻繁に落とされたので気持ち耐えれるように気持ち物理耐久に回しました。ただ悪テラス等も考えるとどっちにしろマスカーニャ対面はかなりきつめ。

ハリテヤマとつげきチョッキ

特性:こんじょう 性格:いじっぱり 努力値:A252 B4 D252 テラスタイプ:鋼

技:インファイト、はたきおとす、地震バレットパンチ

 現環境はチョッキ持ちがかなり重要なのでチョッキ枠としてこのポケモン。鬼火をこんじょうで逆に利用でき残飯もはたきおとすで無くせるのでチョッキ枠を止めに来るHBロトムやヘイラッシャにかなり強い。テラスタイプはバレットの威力を上げられてムーンフォースを半減できる鋼。対面的な役割もクッション的な役割もこなしやすくてかなり強いです。

ギャラドスゴツゴツメット

特性:いかく 性格:わんぱく 努力値:H252 A4 B204 D4 S44 テラスタイプ:フェアリー

技:じしん、氷の牙、電磁波、挑発

 とりあえず物理全般をごまかすためのポケモン。電磁波といかくのサポートでセグレイブと非常に相性が良い。とりあえず物理ポケモンに投げてテラスを確認してから電磁波を打ってあとはセグレイブに処理してもらえばok。加えて挑発とじわれが無効なことによりヘイラッシャを始めとした耐久全般に強い。もっと評価されるべきポケモンだと思います。

 調整は電磁波ご最速ドラパルト抜きまでSに振って余り物理耐久。HPは奇数調整した方が良かったかもしれないが多分どちらでも良い。

・セグレイブ@こだわり鉢巻

特性:ねつこうかん 性格:いじっぱり 努力値:H4 A252 S252 テラスタイプ:氷

技:つららばり、氷のつぶて、きょけんとつげき、地震

 対面性能最強のポケモンですが今回は崩しの役割をしてもらいたかったので鉢巻で採用。氷テラスはカバルドンを何もさせずに落とせたり、アーマーガアの受けが成立しなかったり、つぶてでドラパルトや地面テラスガブをワンパン出来たりめちゃめちゃ強いです。

3.動かし方

 選出は基本的に2パターン。

・クエスパトラ、ドラパルト、ミミッキュ

 クエスで一体以上持って行けそうだったらこちらの対面選出で行きます。

 基本クエスにテラスを切りで一体倒し→二体目にルミナコリジョン→ドラパルトで二体目を倒す→三体目にのろい等→ミミッキュで三体目を倒す、この流れを狙っていきます。

・セグレイブ、ギャラドスハリテヤマ

 クエス軸だときつめな受け回しやブラッキージバコイル、イルカマン等が居た場合はこちらで行きます。

 基本的には初手セグレイブで対面で打ち合って後続に対しては物理にはギャラドスや特殊にはハリテヤマをクッション役として上手く使ったりしながら立ち回っていきます。

 相手の並び等で誰を切るか等しっかり考えないといけないので上の選出に比べると動かし方は難しめかも。

 相手のパーティ次第では上のパターンのミミッキュがセグレイブになったり下のパターンのハリテヤマがドラパルト(コノヨザルが居る等)のパターンもありますが基本はこの2パターンから選ぶだけなので選出はしやすいと思います。

4.きついポケモン

 きついのはクエスパトラ、コノヨザル、マスカーニャ、ドドゲザン辺り。基本は居ても立ち回りや選出ちゃんとやれば何とかなります。後環境には居ないけどバンギラスも居たらめんどくさい。

5.結び

 とりあえず目標の100位以内には入れてよかったです!また来シーズン以降も色々なポケモンを試して楽しんでポケモンやっていこうと思います。構築の作成過程等が読んでくださった方の参考になれば幸いです。youtubeで実際の対戦動画やレンタル等も上げる予定ですのでそちらも興味ある方はよろしくお願いいたします。

おしん ゲーム攻略・実況チャンネル - YouTube

【ダイパリメイク】台座を用いた技マシン収集法&交換できる技マシンまとめ

今回は台座を用いた技マシンの収集について解説していく。

 

1.やり方

f:id:oshin_pokemonn:20211208145135p:plain

f:id:oshin_pokemonn:20220217091002p:plain

①まずトバリデパート4階でほしいタマの色に合わせて台座を買う。(べにタマはしかくいだいざM、あおタマはえんけいのだいざM、みどりタマはふどうの台座XS)

f:id:oshin_pokemonn:20211208151507p:plain

②トバリシティから地下大洞窟に潜り画像の位置のやまおとこに会いに行く。

f:id:oshin_pokemonn:20220217091206p:plain

③"グッズをあげる"で台座とタマを交換する。(べにタマ、あおタマは台座Mなので1個につき12個もらえるがみどりタマは台座XSなので1個につき7個なので注意)

f:id:oshin_pokemonn:20220217091636p:plain

④"グッズをもらう"でSタマと交換できる技マシンと交換できる。(技マシンは日替わりなので毎日チェック推奨。ラインナップは後述)

f:id:oshin_pokemonn:20220217092406p:plain

⑤Lタマで交換できる技マシンを欲しい場合はSタマと交換でLタマを集める。(べに、あお、みどりで日替わりで一種類しか交換できないので交換できる時にそれぞれストックしておくと便利)

f:id:oshin_pokemonn:20220217092541p:plain

⑥クロガネシティから地下大洞窟に潜り画像の位置のやまおとこに会いに行く。

f:id:oshin_pokemonn:20220217092645p:plain

⑦"グッズをもらう"でLタマと交換できる技マシンと交換できる。(こちらも技マシンは日替わりなので毎日チェック推奨。ラインナップは後述)

以上の方法を台座錬金によるお金稼ぎと組み合わせることで技マシンを量産することが出来る。(錬金術のやり方は↓)

【ダイパリメイク】最強の錬金術!台座錬金のやり方について解説【お金稼ぎ】 - おしんのポケモンメモ置き場 (oshinpoke.com)

 

2.Sタマ、Lタマで交換できる技マシン一覧

・Sタマ(使う頻度が多いと思われるものは赤色で表記)

01(きあいパンチ)、03(みずのはどう)、04(めいそう)、06(どくどく)、08(ビルドアップ)、09(タネマシンガン)、12(ちょうはつ)、23(アイアンテール)、34(でんげきは)、41(いちゃもん)、45(メロメロ)、46(どろぼう)、47(はがねのつばさ)、48(スキルスワップ)、49(ねっとう)、55(しおみず)、56(なげつける)、57(チャージビーム)、60(ドレインパンチ)、61(おにび)、62(むしのさざめき)、63(わるだくみ)、65(シャドークロー)、66(しっぺがえし)、67(リサイクル)、69(ロックカット)、72(ゆきなだれ)、73(でんじは)76(ステルスロック)、77(じこあんじ)、81(シザークロス)、82(ねごと)、85(ゆめくい)、86(くさむすび)、87(いばる)、88(ついばむ)、91(ラスターカノン)、92(トリックルーム)、93(いあいぎり)、94(そらをとぶ)、96(かいりき)、97(きりばらい)、98(いわくだき)、100(ロッククライム)

・Lタマ(使う頻度が多いと思われるものは赤色で表記)

02(ドラゴンクロ―)、05(ほえる)、19(ギガドレイン)、26(じしん)、30(シャドーボール)、31(かわらわり)、36(ヘドロばくだん)、39(がんせきふうじ)、40(つばめがえし)、42(からげんき)、43(ボルトチェンジ)、50(オーバーヒート)、51(はねやすめ)、53(エナジーボール)、59(りゅうのはどう)、64(だいばくはつ)、71(ストーンエッジ)、78(バークアウト)、79(あくのはどう)、80(いわなだれ)、84(どくづき)、95(なみのり)、99(たきのぼり)